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醜い色の自分から 這い上がって来た時代が
時が思っていたよりも きれいな産声をあげた
過去を振り返るために たくさんのいのちが奪われていく
それだけと切り捨てる事 いつも僕はできなかった
どんな 始まりかけたドラマのように
後悔することを恐れて眠った
いまを生きていることに意味がなくても
掛け違えた意味を探しているんだろう
風は知っている
君がいた ベンチに
忘れられているマフラー
見せかけの優しさはすぐに疑念を抱くんだ
情報が生真面目に
過去と未来を錯誤していく
それだけじゃ意味がないこと
気づいていて 目を逸らしてしまう
もしも 何気ない日々を覆うように
新しい道が手を差し伸べて
僕に日々を 裏切る度胸はないけど
未来の言葉でも 受け入れる勇気は
確かにあるんだ
ずっと 遠い遠い空の果てに
君を誘う その手は待っていて
いつも 手の届かない高い場所で
物言わず僕らを 見守ってるのかも
どんな 始まりかけたドラマのように
僕らの先には出口が待っていて
誰も 道のりを変えられなくても
ゆっくりと助走つけて
その先のゴールへ走り抜けるんだ
とめどない涙に 愛をこめてマフラーを
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