朝に降り立つ

まえがき

　この度は「朝に降り立つ」をお読みいただき、誠にありがとうございます。

　この小説では、実在の町をモデルにした都基島(つきのしま)と、
　架空の町、ヒノ島が登場します。

　都基島については、現地取材の上、実在の地形に沿った形で物語が進行しますが、この物語はフィクションであり、近隣の住民の皆さまや、周辺の企業様など、実在の人物や団体とは全く関係ありませんので、ご留意ください。

　とは言いつつ、現地に伝わる昔話をベースに作っているため、それはそれでお楽しみください。

　また、ご興味のある方は、都基島のモデルがどこなのか、グーグルマップなどを活用して楽しんでいただけると幸いです。
　ラスト付近で、この島がどこなのか、実在の地名が公表されます。

　地域活性化などという、たいそうなものにはなれませんが、誰かひとりの胸に、この素敵な町の魅力が伝わりますよう、願いを込めてお送りします。