ミリしら脱出ゲーム〜東海道川崎宿迷子紀〜

16/16
前へ
/16ページ
次へ
   朝食にコーンフレークを食べ、日課の朝シャワーを終えると、インターホンが鳴った。  部屋着のままドアを開けると、家の前に停まったリムジンと見覚えのある少女。 「えへへ、匡お兄ちゃん。来ちゃった」  はにかんだ笑顔を向けてくる彼女を見て俺は察した。  どうやらまだ悪夢は終わっていないらしい。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加