決定

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決定

  僕は… 「善」「悪」がない世界を選択した… それは、裕福になるためで… 僕は「まともな考え」を持たない「人力がない者」であるから… 「善」「悪」がない世界で暮らす事で裕福になれると思ったからだ。 『分かった…』 『お前は「善」「悪」がない世界で暮らす事の道を選んだ…』 『ファイナルアンサー…』 「ハイ、ファイナルアンサーです…」 僕が神様に伝えた… そして… 僕が選んだ「善」「悪」が無い世界で暮らす事を神様に伝えてから… 三日後の事であった。 「ん…んむ…んむ」 額から汗をかき… 汗は頬を伝い首筋から身体に入り込み少し乾いたのか? 身体のベタつきによって… 僕は目を覚ましたのであった。 そこは暑苦しく… 何の匂いなのか? 花火…? それは火薬の匂いであった。 「キュー…ドカン…」 「キュー…ドカン…」 激しい爆撃の音が僕の耳をつんざいた。 戦争…?内戦…? 僕は何処かの国にワープしていたのだ?
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