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その頃レナードの屋敷を監視するエヴァとシュウはシュウが購入した別荘の外に監視カメラを仕掛け‥外の様子を別室のモニターから監視していた。ちなみに監視カメラは外から見るとシュウたちの別荘を映しているように見えるよう偽装されているが実は…レナードの別荘を映している。
エヴァ「シュウさん…向かいの家何か動きありましたか?」
シュウ「今のとこ特にねぇーな。」
シュウ「それよりユウ?お前最近太ったか?」
ユウ「なっ!!?失敬な?太ってませんよ!!?」
シュウ「そうかぁ?何か?全体的にウエイトが増した様な…?」
ユウ「あっはは(笑)!!?何言ってるんですか!?気の所為ですよ!!?」ユウは少し迷惑そうな顔でそう言うと…コーヒーをひとくち口に含んで…話題を逸らそうとする。
ユウ「そっそう言えば…シュウさん…そろそろ向かいの家にあれが届く頃ですよ」ユウにそう言われたシュウはポツリと「あれ?」と呟き考え始める。
ユウ「もぉお!!?やだなぁ?シュウさんあれですよ!!?」
シュウ「あれって何だよ?」
ユウ「覚えてないんですか?あれですよ!!?」
シュウ「覚えてねぇーよ!!?」そう返したシュウはマグカップを手に取ると…ドリンクを口に含む。数秒後…シュウは納得したような顔で「あぁ!!!あれか?」と声を漏らして目を輝かせ始める。
シュウ「やっとか?上手くやってくれよショーン」それから…数分後…レナードの屋敷にピンポーンという音が響き渡る。
ガチャっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪
使用人「どなた様でしょうか?」
ショーン「ちぃーっす。お届け物でーす」
使用人「その様な荷物を頼んだ覚えはありません。お引き取り下さい」
ショーン「おっかしいなぁ…この家に住んでるレナードって人宛なんだけど…」
使用人「レナード様の?」
ショーン「そうだよ。とりあえず受け取ってよ。俺もこれを届けるのが仕事だしさ。間違った荷物ならそのレナードって人が中身を確認してから送り返してくれていいからさ」
使用人「かしこまりました」
ショーン「じゃ(笑)俺はこれで」そう言うとショーンはバイクに跨りその場を後にした。
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