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㏗¢
僕はあの日からレコードをかけなくなった。
今は部屋の一角、埃が被っている。
それが、こうなった。
そんな人間が今、あの二人の為に人生をかけてもいいと思っている。
特にレルの一切喋らないミステリアスさにゾクゾクしてしまう。ステージから感謝は無い、健気もない。死んだ魚のように目線が同じファン達を見つめているだけ。
福音みたいだ。
神様みたいだ。
救いだ。
僕は、クアルが人生初めて宗教になった。
これを信じたい、裏切られるとしても最後まで信じたい。
そんなふうに思う。
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