第六章

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泣き叫びながら繰り返される「ごめん」や「普通」に何故だか急に笑えてきた。 あぁ…うるせぇなぁ… 俺の唇が樹の言葉を遮るのとほぼ同時に、入口のスライドドアが勢いよく開けられた。 何の気無しにドアに目を遣ると、明け方俺の所に来てくれた看護師の満面の笑みとサムズアップがスライドドアの向こうに消えていった。
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