変人な隣人

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家庭環境を話さなくなっても、話す事は無くならず離れても行かない…そんな事を続けるとを皮肉だが次第にこれが普通になってくる。 「なんでついてくるんだよ」 「家が隣だからですよ」 「なるほどストーキングか」 「優をストーカーなんて物好きですね」 いつものようにそんな憎まれ口な事を言っていると後ろからはなしかけられる。 「君は天音くんだね?ねぇ、少し歌ってよ」 「すみません。今は歌う事の許可がでてないので」 「えー、せっかく会えたのに」 「…申し訳ありません」 愛想のいい笑顔を壊してはいないが何か違和感を感じる。こいつ俺に聞かれたくないのか?それとも… 「おい、天音いくぞ」 「え?あ、はい。失礼します」 「ちょっと待ってよ天音く〜ん!」 一瞬俺が名前呼びをした事に驚いたのか目を丸くていたがすぐいつも通り 「待ってよー天音くん〜少しだけでもいいからさあ〜」 「ちっさすがにしつけえな…」 「…優、いいですか?今起こることは絶対他言しないでくださいね」
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