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ど、どこかに…大扉を開く仕掛けがあるはず…
あ…あれ?天井に穴が!?
2階と繋がってるみたい!
あそこから、2階に行ければ出れるかも!
その真下に駆け寄った瞬間
上から、紫炎をまとう
大きなヒトが、おりてきた!
パーティーを組んだ格闘家の男じゃないっ
も、もしかして…今回の討伐対象!?
わたし
レフィーナ・ミュレー
「ひぃ…!?」
連絡っ、連絡しなくちゃ!
わたしはズボンのポケットに
入れていた魔法石を取り出したけど
手から滑り落ちてしまった!
着地した、大きな悪魔は
紫炎を引っ込めて…
こちらを見つめてきた。
大悪魔
アエロエレ
「我が名は、アエロエレ…
1番近い気配があったんで来てみたが
まさか…妖魔の小娘とは…」
お、おっきぃ…!?
わたしはその悪魔を見上げる…《汗
魔法石より
『こちら裏庭のウィザード!
どうした!奴を見つけたのか!』
わたしは魔法石から聞こえる
魔法使いの声に、少しだけ安心する…
わたし
レフィーナ・ミュレー
「こ、ここ…1階の大扉の先の大部屋っ
こ…こんなに大きくて
筋骨隆々なんて聞いてないよぉ!
あの、格闘家の人より大きい!
あ…あのね!2階からっ」
離れた所にある魔法石が勝手に浮遊して
大悪魔の手の中に握られ、握り潰された!
大悪魔
アエロエレ
「…さあ、どうする小娘…
お仲間はこれで呼べなくなったぞ?」
その手の指先を下向きにすりすりして
魔法石は粉々になった…!
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