高校3年 冬 秘密

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先生の真っ白いシャツに胸を埋めていると、先生の早い鼓動が聞こえる。 きつく抱き締められるたびに、先生のシャツの衣擦れの音がした。 先生の口元が私の耳のそばにあって、息遣いが聞こえる。 先生の口元が小さく震えてるのがわかった。 先生の体温が伝わって来て、私をまるごと温めてくれる。 このまま溶けてなくなってしまいたい。 私が先生の体に取り込まれて、そのまま消えてしまえばいい…。
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