ヴァージンロード〜貴方へと続く道〜

ヴァージンロード

ヴァージンロードを歩き終わり、神父の前に来ると、私は父から離れ、夫になる人に託された。

神父の教えの言葉が終わると、私と私の夫になる人が向かい合い、結婚の指輪を交わす。

きっとこれと同じようなものが、先生の左手の薬指にも、光っているはず…。

ー航先生…
私はこれで貴方と対等になったー

「誓いのキスを…」

私が少し姿勢を落とし、夫となる人がベールが上げる。

ゆっくりと姿勢を戻すと、私は夫になる人と唇付けた。