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卒業式のあの夜…。
先生の胸に顔を寄せて
目の前にあった真っ白なシャツ。
甘いムスクの香り。
抱き締められた腕の強さ。
合わせた胸の鼓動。
染み込むようなぬくもり。
…全て蘇る。
愚かで、身勝手で、誰かを深く傷つけることになってもかまわない。
運命がどんなに私達を引き離そうと、私を熱く見つめる貴方の瞳がある限り、私達は繋がっていく。
今、私が歩いてきたヴァージンロード。
それは
貴方だけに続く道。
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