久し振りの一緒の風呂

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途中で彼に抱き上げられ、お姫様だっこの体勢でお風呂に向かった。 脱衣所に着いてから僕を下ろすと、自分の着ている服を足元に脱ぎ捨てた。 目のやり場に困り下を向くと、 「何を今更恥ずかしがっているんだ?お互い裸は見慣れているだろ?まどろっこしいな」 痺れを切らした彼。 「ほら、万歳して」 僕の服を脱がせはじめた。 「橘に子どもたちのことは頼んだから心配ない」 「いつの間に?」 スマホをさっと尻ポケットから出す彼。 【これから未知とぽちゃぽちゃタイムだから子どもたちのことを頼んだ。邪魔すんなよ】 スマホの画面にはそう書かれてあった。 「台所を覗く前にはメールを送信した」 「え?嘘。全然気付かなかった」 「未知が風呂まだなの実は知っていたんだ。未知のことなら何でも知っている俺がそのことに気付かない訳がないだろ?」 「じゃあなんで黙ってたの?」 「だってさぁ、こんなチャンス滅多にないだろ?未知と二人きりだぞ。久し振りに二人きりで風呂に入れるんだぞ。」 おでこに軽くキスをされ、慣れた手付きであれよこれよという間に服を脱がされ、ショーツも一気に脱がされた。 「お、これは。ふりふりの紐パンじゃないか?しかもスケスケ」 「ちょっと遥琉さん、恥ずかしいからやめて」 慌ててショーツを回収しようとしたけど、身長差、体格差には敵うわけもなく。ささっと脱いだ服に紛れ込ませると、自分も下着を脱ぎ去った。
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