久し振りの一緒の風呂

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ガタガタと物音がしたような気がしてドキッとして浴室ドアのすりガラスのほうを見ると、小さなお手手がよっつ仲良く並んでいたから心臓が止まるくらいビックリした。 彼の肩にしがみついたまま固まってしまった。 「バーバ、マー。ごめんなさい。二人とももどしちゃって。服とオムツを交換していたら逃げられたの。こら、二人とも。邪魔したら駄目だってば」 慌てたような紗智さんの声が聞こえてきた。 「パパとママがぽちゃぽちゃから上がったら入ろうね。待ってようね」 「紗智さん、もどしたって……本当ですか?」 「ゴホゴホって咳こんで。食べ過ぎもあるかも。あ、でも、けろりとしてるし熱もないから大丈夫だってままたんが」 「それならいいけど………あっ、」 体内に入ったままの彼の指に敏感なところを擦られ声が出そうになって慌てて手で口を押さえた。 「すぐに上がるから、五分待ってくれ」 「分かった」 紗智さんともう一人誰かが脱衣所にいて、ヤダ、ヤダと手足をバタつかせて大暴れる太惺と心望を抱き上げて連れていってくれた。
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