お背中流します

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アオキは少し躊躇いながらも、紅鳶のそれを両手で包み込んだ。 紅鳶のそれは通常時でも一般的なサイズより大きくて太い。 少し前まではこれで何人の客を悦ばせたのか想像してへこむこともあったが、今はもうそんな事を考えたりはしなくなった。 紅鳶が何度も「アオキのだ」と言ってくれたからだ。 逞しくて男らしい肉棒は、アオキの滑った手の中でゆっくりとカタチを変えていく。 アオキは紅鳶の背中に頬をくっつけると、自分の手の中で育っていく感触にうっとりと目を細める。 「俺の…」 背中越しに呟いた言葉は紅鳶に聞こえていたらしい。 紅鳶がクスリと笑う気配がする。 ああ…この人が好きだ。 アオキは改めて思った。 人には慣れというものがあり、一緒にいたらドキドキや気恥ずかしさはなくなるものだと思っていた。 だが、どんなに月日が経っても胸の高鳴りが止まることがない。 そばにいるだけで胸が熱くなり、少し身体に触れれば勝手に奥が疼く。 今でも、紅鳶の背中を流すという目的があるにもかかわらず、手の中でそそり勃つ雄で貫いてほしくてたまらない。 湿度で張りついた浴衣の下では、紅鳶に触れてほしい場所がじくじくと熱を孕んでいる。 たまらなくなったアオキは紅鳶が背中を向けているのをいいことに、泡を足すふりをして浴衣の紐を解いた。 湿った浴衣を床に落とすと、紅鳶の背中に素肌になった胸を押しあてる。 泡のついた背中はぬるぬると滑り、アオキの胸の粒はたちまちぷっくりと勃ち上がった。 「ん…っ…紅鳶さま…」 甘えた声で紅鳶の名を呼ぶと、胸を上下に滑らせる。 その間も、両手で丁寧に紅鳶の陰茎を愛撫し続けた。 指を輪の形にすると太い幹に沿って上下に動かし、根元から先端までを往復する。 先端には反対側の手を被せると、溢れ出した蜜と泡の滑りを使ってゆっくりゆっくり撫でまわす。 そして、紅鳶の陰茎はアオキの手の中でしっかりと成長しきった。
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