にゃんにゃんトレーニング

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マツバの陰茎はそれほど大きくない。 そのせいか菖蒲の舌は縦横無尽に陰茎全体を動きまわり、食べられているのではないかと錯覚するほどだった。 マツバは眉を下げると何とか快楽を逃がそうと腰をよじる。 だが離れようとすると菖蒲の唇に陰茎を挟まれ、ジュルッと強く吸いつかれてしまう。 「あ…あっ、んっ!!」 甘い声とともに後孔に埋めた自分の指に媚肉が絡みつく。 半ば疑っていたが、菖蒲の言う通り前も一緒にすると後の締まりがよくなるみたいだ。 「どうですかぁ?マツバさん。お尻、ちゃんときゅうきゅうしてますかぁ?」 「は…ぁ…っ、あっ、あっ」 まともに言葉を紡げない代わりにこくこくと頷く。 「お返事ははい(・・)ですよ〜」 指導者のような口ぶりで窘められて、今度は敏感な先端をジュルジュルと吸われた。 舌先が蜜口に潜り込むように入り込んできて更に快感が増す。 「や、あぁっ…!!あっ、っ…は、はひっ…」 マツバはなんとか返事をした。 正しいはい(・・)にはなっていなかったが。 「じゃあ先生も確かめますね〜」 すると今度は菖蒲の指がマツバの指の脇から入り込んできた。 菖蒲の指もそれほど太いわけではないが、突然増えた刺激にマツバの襞と媚肉が一斉にざわつく。 「ん〜なかなか感度のいいお尻ですね〜」 菖蒲はそう言いながら、マツバの内側を確かめるようにぐるぐると指を動かした。 感度がいいという言葉は嬉しいが、菖蒲の指先はすぐにマツバの弱点を探りあててくる。 そこは昨夜客に執拗に責められたため、未だに熱を持ち腫れている場所だ。 「あ、あの…っ、あ、菖蒲さ…んっ」 「ダメですよマツバさーん。菖蒲じゃなくて先生でしょ?はい、言い直し」 「せ…せんせぇ…っ」 「なんですか、マツバさん」  「そ、そこ…っ、そこあんまり押されると…」 「そこ?そこってどこのことですかあ?ここかな?」 「ひっ…!!」 グリッと指の腹で押しつぶされて悲鳴があがる。
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