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その上、菖蒲は再び口淫を再開したものだからたまったものではなかった。
陰茎をしゃぶられながら中を掻き回されてマツバの思考はどんどん快楽に支配されていく。
見つかったらまずいと思っているのに、淫らに響く水音と下肢からこみあげてくる感覚に喘ぎ声が止まらない。
陰茎と後孔、どちらでイくのかわからないがどちらももうすぐ弾けそうな予感がする。
マツバは畳に肘をつけた状態でへこへこと腰を振りながら訴えた。
「あっ、あっ…だめ…っ、いくっ…イっちゃいます…っ!!」
ところが、射精してしまう寸前で菖蒲が全ての行為をやめてしまう。
突然快楽を取り上げられたマツバの肉体はたちまち泣き喚いた。
「や…ぁ、なんで…」
マツバは菖蒲に縋るような眼差しを向ける。
体内で暴れ狂う快感を一刻も早く解放したくてたまらない。
そんなマツバの表情を見て、菖蒲はゆっくりとほくそ笑んだ。
「のんのん。一人ばっかり気持ちよくなるのはだめですよ〜?そろそろ先生のことも気持ちよくしてもらいますね」
菖蒲はそう言うと、短い着物の裾を持ち上げた。
艶めかしい顔のわりに、白い太ももの間にはしっかりとした雄のシンボルがそそりたっている。
それを惜しげもなく見せつけながら、菖蒲はマツバの身体の上にのしかかると、片足を立てた状態で跨いできた。
「え…?」
いやな予感がする。
押し倒された畳の上で、マツバは咄嗟に逃げようとした。
ところが菖蒲に肩を押さえつけられしまい(多分彼はただ乗せてるだけなのだろうが)びくともしない。
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