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超えてはならない壁だとわかっていた。それでも私は抑えきれなかった。
今から話すストーリーは私が若い頃の物話である。
そうあれは…数十年前…「米国」「NY」でのこと
??「マイケル。エリップスの顔見たかよ?」
マイケル「もちろんさエリック。笑えたよな?」
エリック「あぁ(笑)」
マイケル「あれは?」
エリック「どうした」
マイケル「いや…何でもない」
エリック「何だよ?マイケルあのBARに入ってみたいのか?」
マイケル「いや…そういう訳じゃ…」
エリック「遠慮すんなよ行こーぜ。」そう言うとエリックはマイケルの手を握り…路地裏にひっそりと立つBARに近づいて行く。店の前には大柄の男が立っておりいかにもな感じだが…中は賑わっているようだった。
エリック「やぁ…ジェット久しぶりだな?通してくれよ」
ジェット「かしこまりました」そう言うとジェットはドアを開けた。
エリック「マイケル。ほら。」そう言うとエリックはマイケルの手に指を絡ませる。
その時だった。
ジェット「申し訳ございません。エリック様。お通しできるのはあなたのみになります。」
エリック「ジェット?なぜだ?」
ジェット「失礼ですがお連れの方は「黒人」でいらっしゃいますよね?」
エリック「それが何だと言うんだ?」
ジェット「当店に入店できるのは「白人とアジア人」の方のみに限られております。黒人の方に関しましては…入店させてはいけない。と申しつけられております」
エリック「はぁ?ふざけるな!!マイケルが黒人だから駄目だと言うのか!!?」
ジェット「規則ですので」
エリック「きさまぁ…」そう言うとエリックはジェットの胸ぐらを掴む。それを見たマイケルが咄嗟に止めに入る。
マイケル「まっ待てエリックよすんだ」マイケルはエリックを後ろから抱きしめなだめる。
エリック「チックソ。しらけちまったぜ。マイケル…別の所へ行こう」
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