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エリックは…窓から見える景色を見ながらポツリと呟く。
エリック「離れたくない…」そう呟いたエリックは突然…マイケルを強く抱きしめた。
想いが溢れ…抱きしめる手に力が入る。この時…エリックは引き返せないとわかっていたのだろう?。そうわかっていたんだ。それがあんなことになるなんてこの時は思わなかった。そう思わなかったんだ。ただただ目の前の事に必死だった。
それからは覚えていない…
気付けば身体が勝手に動き出し。エリックはバッグを背負い静かにそっと家の扉を締めていた。
そして遠く見えてた朝焼けの虹をただ見詰めて一言ポツリと呟く。
エリック「後悔はない。」
扉を閉めたエリックは決意に満ち溢れた表情を浮かべ…マイケルと生きていく覚悟を決めていた。マイケルもまた同じで自分にはエリックしかいないと心の中で確信していた。どこかに根拠がある訳ではない…ただ…本能で2人はそう感じたのである。
メリーランド州へと向う最中2人は何度も周囲から冷たい目を向けられていた。
マイケル「くっ…うう」
エリック「どうしたんだマイケル?」
マイケル「何でもない何でもないんだ。エリック」そう言うとマイケルは涙を流す。
エリック「何を気に病んでる。あんな奴らの意見など気にするな。」
少し前の事である。マイケルは食料品の買い出しの為にとある路地を歩いていた。するとそこで見てはならない風景を目にしてしまった。
スコット「ステファニーの夫を奪ったのはマイケルという男だ。彼の居場所に心当たりのある者は挙手してくれ」
?「知ってるか!!?」
???「いや…?」周囲の人間が困惑し悩んでいると1人の老人が手を上げる
??「その男なら私の家の近くに住んでいる」
スコット「本当かデイヴ?」
デイヴ「あぁ!!?」
スコット「情報提供感謝するデイヴ詳しく話してくれ」スコットはそう言うとマイケルに関する事をデイヴに根掘り葉掘り聞き始める。
スコット「それでそのマイケルは今もNYで暮らしているんだね?」
デイヴ「あぁ間違いない。わしの心臓にかけて誓おう」
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