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それから数年後…マイケルとエリックは…メリーランド州…ボルチモアで密やかに暮らしていた。大喧嘩をした後2人に何があったのか?それは読者の想像に任せよう。ただ1つ言える事はマイケルとエリックは望んでこのメリーランド州ボルチモアに来た。それだけは確かだ。
マイケル「エリック。行ってくるよ」
エリック「あぁマイケル。君の帰りを待ってる。」
マイケル「今日…あそこに行くんだろ?」
エリック「あぁ…。マイケルくれぐれも怪我はしないでくれよ」そう言うとエリックはマイケルに優しくKissをする。出勤前で時間がないにも関わらずマイケルとエリックは舌を絡め激しく唇を奪い合う。
チュップチュ…ブチュ…ジュル
マイケル「行ってくる」そう言うとマイケルは部屋を出た。マイケルはメリーランド州で外科医として暮らしている。そして…仕事が休みの日はエリックと共に…キング牧師の元で公民運動をする。ここ数ヶ月はずっとそんな日々が続いてる。
というのも…2人には「夢」がある。数年前の事…NYの街から飛び出し駆け落ちをした2人はメリーランド州にある役所に来ていた。
ドンッ♪♪♪
エリック「なぜだ?なぜ婚姻できないんだ?」
市の職員「法律上の問題がありまして…男性同士の婚姻はこのメリーランド州を始めほぼ全ての州で認められておりません」
エリック「嘘をつくな。マイケルが黒人だから差別してるんだろ」エリックの怒号が役所内に響く。
市の職員「い…いえ(汗)けっしてそういう訳では?」
エリック「そういうのはもうよしてくれ!!?マイケルが黒人だから駄目なんだろ?なぁそうだろ?私は知っているんだぞ?何故なら私の知り合いは男性同士でも婚姻している者がいるからだ。」
市の職員「そのような事は決してございません」
エリック「まだそんな事を言うか!!?」
マイケル「エリック…落ち着け。もういい。帰ろう」マイケルがエリックをなだめ…2人は渋々役所を出る。
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