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あれから寄り道もしながら戻って結局学校に着いたのは1時前。
「みんなおはよー!」
「おはよーって、あんたもうお昼なんだけど?」
「晴香ー!みんな心配したんだからね?」
「冒険って確かに晴香らしいけど心配かけんなよー笑」
教室に入ると友達達から一斉に話しかけられた。
「心配かけてごめん!ただのサボりだから気にしないで!」
こうやって心配してくれるなんてつくづくいい友達を持ったなと実感する。
「じゃあとりあえず先生に叱られに行ってきます!」
「いってらっしゃいー、頑張って叱られてこい笑」
職員室に入ると案の定かんかんに怒ってる担任からこっぴどく説教を受けた。
「とにかく今回は許すけど次はないからな、分かったか?」
「はい、すみませんでした」
「はぁ、、もう戻っていいぞ。まったく余計な心配を増やすんじゃない」
意外とお説教は早く済んだけどここまで心配されるとは、、、
少しだけ罪悪感を感じる。
「それでも後悔はしてないけどね」
この冒険はきっと私にとってかけがえのない青春の思い出になることだろう。
こうして私のちっぽけで壮大な冒険はひとまず幕を閉じた。
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