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「そうだったの。ダメって言われてるところに秘密基地なんて作るから神様が罰を与えてるのかもよ。明日お母さんも一緒に行くから、秘密基地は片付けよう?」
私は頷いた、何度も頷いた。昌平達にも話さないと、一緒に秘密基地を片付けようってそう話そうと思い友人に電話を掛けようと電話の近くへ行くと……トゥルルル——。
「……は、はい、もしもし?」
「あそぼ。たくや、あそぼ。あと、お前だけ。今、お前の、うしろ、だよ」
「へ……ッ⁉︎」
振り向いた私が見たのは、ウサギがその両手いっぱいに昌平達の首を持っている姿、その全ては頭が豆腐みたいに抉れて血だらけで内部が見えていて、悲鳴すら上げられずにウサギが振り翳した鋭い熊手で私は左頭部を殴られて、意識が途切れてなくなった。
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