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「一石二鳥というやつです」
「いいかもしれないわね。ねえ、それなら一品一緒に作りましょ。一石三鳥よ」
「いいですね」
「ふふ、楽しみ。お兄様に相談して、お父様とお母様に言ってみるわね」
斯くして、珍しい靴を持っている貴族を探す方法が決まった。アンズのタルトの上では、どんなお茶会にしようかという話し合いが始まろうとしている。
灰かぶりがガラスの君に変身して王女様の隣に立つことができるまで、あと少し。魔法使いの献身も実を結ぶ。シャルロットと会話を弾ませ楽しそうに笑うリオンのことをアンブロワーズは穏やかな表情で見ていた。
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