目覚めると俺は競走馬になっていた!

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「いつもしゃかりきになって前を走ってるのに、今日はこんな後ろにいるんだ、大丈夫?」 「うるせぇ! 好きでここにいるんじゃねぇ」 「ははーん、さては作戦ね、私と一緒に追い込みかけて、最後は一騎討ちにしようと」  え? そうなのか! 「でも作戦通りに行くかしら? 私の豪脚についていける?」 そう言うと牝馬は進路を外に出して一気にスパート! 俺の外を駆け上がって行った。 その時、一瞬騎手の緑の帽子が見えた。 「お前が11番、1.8倍かー!」  俺は牝馬を追って駆け出した。
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