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砂都ちゃんと瑶が前を歩き、私と翔也が後ろを歩いていた。砂都ちゃんが予約をした店なので砂都ちゃんがナビを見ながら携帯をぐるぐる回していた。
「あれー?どっちー?」
砂都ちゃんの携帯を受け取り瑶が右を指差す。
「会社、俺と結構近いね」
「そうなんだ」
「俺2駅先」
「ホント結構近いね」
「家はどの辺?」
「…ちょっと離れてる。この辺だと家賃高くて」
あんまり色々教えたくないんだよな…。
「あ、ここです‼︎」
砂都ちゃんチョイスのスポーツバー。薄暗くて丁度いい。店内中央に大きなスクリーンがあり、海外のサッカーチームの試合が流れている。
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