クリニックでの悲劇

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狭いトイレで、パニックったが、 「まず、やるべきことを考えろ、落ち着け、落ち着け、私!!」 まず、検尿コップを、トイレットペーパーで丁寧に拭いて、小窓を開けて出した。 それからお股を、拭き拭きする。 次に、パンツの濡れた部分を、ペーパーではさむようにして、何度も水分を取った。 幸い?な事に、はいていたズボンや床にはこぼれていなかった。 仕方ないのだが、そのままパンツを上げて、何食わぬ顔でトイレから出た。 渡された問診票に記入して、診察の順番を待った。 だが、脳内では、濡れたパンツをどうするか問題が肥大化している・・ もし、診察で見せなくてならなければ、ズボンと一緒にうまくおろせばいいか。 と、戦略(ストラテジー)を練る。 「どうぞ。診察室に」 受付のおばちゃんから声がかかった。 「はい」 私はバックを握りしめて、立ち上がり診察室に入った。
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