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犯人を見つからない以上、俺の穏やかな生活は戻れない。
......
次の日、8時50分、俺は駅前に到達した。
「おい、山田、こっちこっち」
手を振っているのは鈴木良太、別のクラスの同級生。
「他の人は?」
「男子側に佐々木と石田は用事あるみたい、女子たちはもうすぐ来る」
「つまり今日は女子三人、男子二人のこと?」
「そう」
「へー」
「鈴木先輩、そっそして山田先輩、こんにちは」
挨拶しながらこっち向かってくるのは宮崎愛、そして隣にいるのは部長と同じ一年生の木村優香だ。
元々明るく挨拶している宮崎愛は俺を見た瞬間に、顔は赤く染まり、どうやら彼女は昨日のことに恥ずかしがっているようだ。
ヤバい、もしヤンデレがこのメンバーの中にいて彼女の反応を見たら、また厄介なことになる。
今日来たメンバーは男子二人、女子三人。宮崎愛はセーフなので、警戒すべきのは上原先輩と木村優香だ。
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