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「はやくにげろ おまえはヤンデレにねらわれた!」
なんだこりゃあ?
この意味不明のメモを見た俺は傾げる。
山田健、17歳、朝起きたら、テーブルの上に紙の欠片一片増えた。
紙に書いた字が歪んで、じっくり見ないと何が書かれたのか分からない。
右上側に鮮やかな血の花がそこに咲き、ますます不気味さを感じさせた。
何?いたずら?誰がやったの?
「ハーッ」
あくびしながら、俺はこのメモを鞄に投げた。学校に行ったら聞いてみよう、こんないたずらをした奴絶対にぶん殴ってやる。
......
休み時間
「誰かよ、こんなものを俺の鞄に入れて」
「何々?ヤ ン デ レ に ね ら わ れ た?なんだこりゃあ」
「俺が聞きたいだけど?」
「まあいいじゃん、ヤンデレでもツンデレでも、女の子に好かれることだけが十分だろう?」
「俺をお前と一緒にすんな」
......
放課後、ゲーム部部室
「誰だ?こんないたずらをしたヤツ!」
俺は部室中央のテーブルにこのメモを展示する。
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