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みんな笑いながらいたずらの犯人を分析している最中、部室のドアは開かれた。
「あなた達なにしてるの?」
三年生の部長、上原葉月、クールの美人で、みんな彼女のこと尊敬している。
「先輩方こんにちは!」
小さなツインテールが部長の後ろに現れ、今年入部ばかりの金髪後輩宮崎愛だ。
部長が来たので、部室の騒ぎが収まり、上原先輩に注目する。
「明日の合宿について何ですが......」
......
「じゃあこれで解散、明日九時、駅前に集合します」
「はいー」
みんな声を合わせて返答する。
......
中庭
「俺をここに呼び出して、何か用?」
部室で鞄を持ったときに、紙一片が中から落としちゃって。ピンク色の紙に、「中庭に来てください」しか書いてなかった。
また紙か、今日の二番目だぞ。
もしくはいたずらのヤツがみんなの前に認めるのは怖くて、こんな形で自首した?
そうと思い、中庭に来た俺は、あの金色のツインテールを見たらすぐ向こうの正体を分かった。
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