125人が本棚に入れています
本棚に追加
「今日さ、お前……ずっと俺の方見てただろ? もう、何度トイレに連れ込んで犯してやろうかと思った事か……」
「っ……み、見てませんっ! 自意識過剰なんじゃないですか!? ぁあっ!」
否定の言葉を口にするとカリっと歯を立ててきて思わず悲鳴を上げてしまった。ジンジンとした痛みにさえ感じ入ってしまう程に敏感になっている自分の体が恨めしい。
「ふぅん、まだそう言う事言うのか……」
橘は楽しげに笑いながら、ゆっくりと腹を撫で熱い舌が、臍や腰、太腿に這わされていく。
「っ……あ……はっ、んん」
触れられた箇所が火傷しそうなくらいに熱い。
「えろいな腰振りまくって。誘ってんのかよ」
「ん……っち、ちがっ……」
「じゃあなんだ? ここ、こんなにしといて違うとかよく言えるな」
「ああっ……んっ」
橘は膝を割り込ませると、雪哉の股間にぐりっと押し付けてきた。そこは痛いほど張り詰めていて、橘の硬いものを感じて更に硬くなっていく。
「ほら、見ろよ。もう先走りでパンツびしょ濡れになってるぞ」
「っ……だ、だめ……っ」
つん、と突かれ腰が震えた。下着越しに撫でられているだけなのに気持ち良くて堪らない。
「ダメ? 何がダメなんだ?」
わかっている癖に、橘は意地悪な笑みを浮かべながら問いかけてくる。
雪哉は羞恥に頬を染めながら小さく呟いた。
「……直接触って……」
「どこを?」
「……っ、そこ……」
「そこって何処だよ。ちゃんと口に出して言ってくれなきゃわかんねぇよ」
「っ……む、無理です……っ」
「言えないならこのままな」
「そんな……ぁあっ!!」
先端を爪で軽く引っ掻かれただけでビクビクと身体が痙攣し、頭が真っ白になる程の快感が押し寄せてくる。
「やっ……やぁ……っ」
「嫌じゃないだろ? こんなにも溢れさせておいて」
「やだ……っ、も、許して……っ」
涙声で懇願するも、橘は口角を上げるばかりで一向にやめる気配が無い。それどころかどんどん動きが激しくなっていき、下着の中が先走りでぬるついていく。
「あ……っ、あ……も、イっちゃ……イきそ……っ」
「おっと、まだイくなよ? イくのは明日まで我慢な」
「そんな……っ」
あと少しで達する寸前のところで止められてしまい、切なさと苦しさに泣きそうになる。
「あーやべ、その顔すっげぇそそる……」
橘は雪哉の耳元に顔を寄せ、吐息混じりの声で囁いた。そして耳の中に舌を差し入れられ舐められて、耳の穴にまで犯されているような感覚に陥る。
最初のコメントを投稿しよう!