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汗を拭き、トイレの鏡で今一度自分の姿を見つめる。
うん、やっぱりハゲている。
カツラがない自分は、当然頭頂部がハゲていた。今はもう、追い求めていた自分の姿ではない。でも、これが本来の自分の姿だ。
仮に、カツラがある姿で遥さんと付き合えたとしても、いずれボロがでる。これが本当の自分だと、打ち明けなくてはならな日は必ずくるだろう。
それならもう、潔く当たって砕けよう。
そう決意した俺は、コンビニを出てズンズン歩き、彼女との待ち合わせ場所に向かった。
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