理想の先

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名前を呼ばれ、驚いて振り向くとそこには息を切らして追いかけてくる、遥さんの姿があった。……だけど、なんだか先ほどと様子が違う。 「あ…れ…?」 彼女が傍まできて、やっとその変化に気がついた。 胸がないのだ。 いや、ないというと失礼だが、今まであったはずの大きさではない。なんというか、服の上からは本当に少しの膨らみも見られなくなっていた。 「パ、パッ……」 「パ……?」 「パッドを外してきました。胸の……」 「へ?あ、あぁ……。そう、なんですか」 「AAカップなんです、私」 「そう…なんですか」
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