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⬛︎前篇“気付かぬ気持ち”場面・二宮邸
少女が目を覚ますと、小鳥の囀りが聞こえる。
カーテンを開けて外を眺めると、綺麗で美しい風景が伺えた。
太陽の日差しをいっぺんに浴びながら、深い深呼吸をする。
少女の名前は、二宮桜。黒髪のボブヘアに切り揃えられた女の子。小柄で少し幼めで、どこか子供っぽく見える。
しばらくして、部屋に戻り学校の制服に着替えてリビングに行く。
すると、朝食の準備をしてくれている母親と顔を合わせる。
桜「ママ、おはよう。」
ママ「桜、おはよう。もう大丈夫なの?」
桜「ん?なにが?」
ママ「事件に巻き込まれてから、あなた元気なかったでしょう……でも最近の桜は、どこか輝いて見える気もする。」
桜「ありがとう。大丈夫だよ。」
ママ「あそう?ご飯食べる?」
桜「うん!食べるよ。」
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