前篇“気付かぬ気持ち”

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 ありとあらゆるイベントを学校だけで開催される事で有名なのだ。  しばらくすると、桜の幼い頃からの友人、一宮(いちみや)玄斗(くろと)が、今日に入って来る。  ニュアンスパーマにまとめられた綺麗な黒い髪型をしており、整った美しい顔をしており、女子生徒なら誰しもが一度は見惚れる者が現れる程の顔をしている。  現に、入学したばかりの頃に、長蛇の列を作り、大量の女子生徒からの告白を受けまくったという伝説を持っている。  桜「クロ、おはよ。」  玄斗「桜、おはよう。」  桜の挨拶に対して、和かな笑顔で返す。  辺りにいた女子生徒達は、その顔を見てうっとりと見惚れてしまう。  女子生徒の1人である、加賀美(かがみ)真琴(まこと)は、玄斗の目の前に行き、彼に声を掛けに行く。  ロングヘアで、綺麗にセットされた髪型。可憐な顔付きから誰しもが認めるであろう美少女を見事なまでに演出している。
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