晴れ男くんは人気者

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 梅雨になりました。  ひなた君は学校を休みたいのですが、クラスのみんなも先生も心配します。みんなに心配かけたくないので、ひなた君は体をガードして必死に通学します。 「ひなた~ダイジョーブ?」  彼が教室に現れるたびに、みんなが集まり声をかけます。先生も「ひなた、無理すんな」と頭をなでます。  ひなた君の周りには、四年三組全員の輪っかができあがります。  いえ、一人だけその輪っかから外れた子がいました。  その女の子はしぐれさん。みんながひなた君の元に集まるのに、しぐれさんは一人外れて本を読んでいました。
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