第4章:私の彼氏はちょっとだけ愛がオモい。

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 万里は葵依に寄り添い、二人でゆっくりとマンションを出た。葵依は小さく震える肩を万里に支えられながら、何かを振り切るように前を向いて歩いている。その後ろ、街灯に照らされない影の中から、一人の人物がゆっくりと二人を追い始めた。  その存在に、葵依と万里が気付くことはなかった。
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