167人が本棚に入れています
本棚に追加
79 S
また匡也がゆっくり屈んできて啄むようなキスをした。
「…詩音に服脱がされんの、めちゃくちゃ興奮する…」
匡也の掠れた呟きが口の中に吹き込まれた。
「…全部脱がしたい…いい?」
唇を付けたままの匡也を見つめながら訊いた。
「もちろん」
「…じゃ、あの…、上下替わって?手届かないし」
「いいよ?」
掴まって、って言われて抱きついたら、くるっと回って匡也の胸の上に乗せられた。身体を起こして匡也を見下ろす。そのまま後ろに下がったら、おしりに匡也のが当たってびくっとした。
これがこの後…
ますますドキドキしながら匡也のジーンズを脱がした。靴下も脱がしちゃう。オレのはいつの間に脱がされたんだっけ?
「よし、もういいな?」
「え?わ…っ」
突然匡也が起き上がってオレを組み敷いた。額と額を合わせて覗き込まれる。
「分かってると思うけど、もう待てねぇから」
キスをしながら大きな手が身体を撫で下ろしていく。
「…ほんと、やることなすこと全部可愛いな、詩音は…」
脚を撫でられて膝を立てられた。
匡也の手が太ももを伝う。
息が上手くできない。
あ…っ
おしり…撫で…っ
匡也の硬い指先がぬるりと奥の入口に触れた
ひゅっと息が詰まって脚がびくりと跳ねる。
あ、なんか…っ、へんな感じ…っ
誰にも触られたことのない場所を、やわやわ、ゆるゆると撫でられてる。
「…詩音、これ平気?気持ち悪くない?」
匡也が頬に口付けながら訊いてくれた。
うん、うん、て頷いてるつもり。でも分かんない。
ドキドキし過ぎて、身体をどう動かしてるのかよく分かんなくなってる。
そっかそっか、って呟いた匡也がキスしてくれたから夢中でキスに応えた。
ほんとはちょっと怖い
匡也の指がまた動き始めた。
怖い、けど匡也の指は優しい。
なんか、段々身体がゆるんでくる。
…脚、開いてきちゃう…
あ…っ、ゆび…っ
柔らかくほぐれてきた入口に、ゆっくりと回転しながら匡也の指が入ってきてる。
あ、あ、あ、
どうしよ、…なんか、
どうしたらいい…?
「キツい?詩音」
「わっわかんな…あ…っ」
指が引き抜かれていく感触にぞわっとして、勃ち上がった先端が濡れていく。
「だいじょぶそう…かな?」
「…あ、あ、や…っ」
声、自分のじゃないみたい
最初のコメントを投稿しよう!