81 S

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 匡也の大きな手が膝裏を掴んで、少し持ち上げた。 「…あ…っ」  今、ちょっと当たっ…っ  痛いほど張り詰めた性器から、たらりと滴が落ちる。 「すっげエロいな詩音…。サイコー…ッ」  匡也の丸い先端が、待ち侘びてひくつく入口にくちゅっと触れた。 「あ あ あ…っ」  ゆっくりと圧し広げながら匡也が入ってくる。  す…っごい…っ  丁寧に丁寧に慣らしてくれたから全然痛くなくて、指2本よりも太いものにみっちりと内壁を擦られる。  …やばい…これ…っ  不安定に揺れる性器から、ひっきりなしに滴が溢れて下腹を濡らしているのを感じる。 「…あ、あ、あ…っ、あんっっ」  ちょっと冷たい何かを繋がった所に垂らされて、動きが滑らかになってぐちゅぐちゅと水音が聞こえた。    少し進んで、戻って、じれったいぐらいゆっくり匡也が入ってくる。 「…詩音、痛くない…?」  匡也、声…掠れてる。  息も…乱れてる。 「へい…っき…っ」 「よかった…。じゃ、もちょっと奥まで入らせて…」 「ん…っ、あ、あ…っ」  指も触ってないところまで…きた  おなか、くるしい  身体の中が匡也でいっぱいになってる  あっ 「あ、あ、あ…っ」  いま、なんか…っ  ぐり…って…っ 「…んっ」  ぴたっと身体がくっついて口付けられた。  …奥、あたってる…っ  口の中を舐め回されて、身体の奥の奥を撫でられてる。  や…っばいこれ…  …す…っごいきもちいい…っ  身体を揺らされる度、くちゅっくちゅって音がする。  抱きしめた匡也の背中が汗で湿ってきてる。 「…詩音、好きだよ。すっげ好き、お前のこと…」  頬に鼻に唇に、軽いキスを降らせながら匡也が囁いた。 「うん…、オレも…あ…っ」  大好きって言いたかったけど腰を引かれて言えなくなった。  ぬるっと抜かれていく感触。  浅い所まで抜かれて、そして内側から擦られて脚が跳ねた。 「…あ、あ、あ…っ」  だめ…そこ…っ 「ここ…だな、うわっすっげ…っ」    腰、揺れちゃう  我慢できない  きもちい…っ 「めっちゃ可愛い…。やばい。気持ちい?詩音」  匡也、声…嬉しそう  うん、て頷いて、もっと、って腰を揺らした。 「かわいいかわいい、めっちゃかわいい。やばい。たまんねぇ」  舌舐めずりをしながらオレを見下ろした匡也が、そこを強く、弱く撫でてくれる。  あ どうしよ きもちい…っ  いっちゃいそ…っ  また、とろりと滴が垂れる。 「…ごめんな、詩音」 「え、あ…っ」
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