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82 S
浅い所を撫でてくれてた匡也が、深く、奥までぐぐっと入ってきた。
なか、全部撫でられてる…
これも…きもちいい
あたま、じゅわんてする…
「いかせてやりたいけど、そしたら俺もやばいから…」
眉間に皺を寄せた匡也が、顔中にキスしてくれながら身体を揺らす。
「…つか、詩音かわいーし、やらしーし、ナカ気持ちいいし、も、マジでやばい…っ」
荒い息を吐く匡也が、少しずつ動きを大きくしていく。
動けないようにしっかり押さえつけられて、奥まで入ってこられる。
すごい すっごい…っ
匡也の広い背中にしがみついた。
手のひらがびしょびしょになる。
あ
からだ、勝手にゆれちゃう…っ
「気持ちい?詩音」
オレを揺さぶりながら覗き込んで匡也が訊く。
その匡也の顎から、汗がポタポタ落ちてくる。
応えなきゃって開いた唇を唇で塞がれた。
訊いたのに応えさせてくれない。
でも
キス、きもちいい
ぴったりとくっつけた身体を揺さぶられて、上も下も内側から身体を撫でられてる。
すっごいしあわせ
「…んっんっ、…きょーや…っ」
「ん?」
背中、汗で滑る
もっとくっつきたい
「あ あ あ…っ、いい…っ、す…っごい…っ」
揺らされながら見上げたら、匡也が流れる汗に目をすがめながら頷いた。
バスケしてる時みたいな険しい顔。
でもちょっと違う。
どっちも、いっつも匡也はめちゃくちゃ格好いいけど…今はセクシーだ。
この顔は他の誰も知らない
オレだけが知ってる匡也の顔
…うれしい
匡也が「く…っ」って息をつめた。
あ…っなんか…っ
おっきく…っ
「…あ…っ、も…っ」
「いきそう?詩音…」
甘く低い声と熱い息が耳にかかる。
「あ…んっっ」
すき…っ、匡也の声
「好きだよ詩音。めちゃくちゃ好き」
「…あ…っ、あ、あ…っ」
大好きな声で囁かれながら、身体の奥を強く突かれる。
「好きだよ。すげぇ好き、好き、好き…」
も…どうしよ…
耳も…なかも…きもちよくて…
…からだ…溶けてく…
迫り上がってくる快感をもう我慢できない。
大きく開いた脚が揺れる。
「…きょうやぁ…っも、いく…っ」
「ん、俺も…っ」
溺れる人みたいに匡也の広い背中に爪を立ててしがみついた。
大きな波にさらわれるような感覚。
身体がぶわっと持ち上がるような感じがして、揺さぶられて揺れる性器から白濁が飛び散った。
匡也が息を詰めて動きを止めた。
でもオレは止まれない。脚がゆらゆら揺れる。
「…あ、…あっ」
…出すのと違う
気持ちいいの、まだ続いてる…
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