ホラーゲームは割とエロいが、当事者になると話はべつだ!②

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ホラーゲームは割とエロいが、当事者になると話はべつだ!②

目が覚めたそこは、岩肌がてらてらと光る洞窟だった。 いや、よく見れば、表面が蠢いて、べとべとの液体を垂らしているし、背中に伝わる感触は、ローションまみれの柔らかいゴムのよう。 鳥肌がたつような景色を眺めるうちに、ゴリオが護衛してくれるなか攫われた、それまでの経緯を思いだし、また、この場所に思い当り、ぞっとする。 触手を持つクリーチャー「ハングマン」の巣だ。 ハングマンの意味は「絞首刑の執行人」。 その名の通り、天井に貼りついて垂らした触手で人の首を絞めるが、殺しはしない。 顔を反らして、開けた口にいちばん太い触手を突っこむ。 で、卵を飲みこませるのだ。 お腹にはいりこんだ卵は、一定時間が過ぎると肌を突き破って幼虫が誕生。 シリーズを通して、プレイヤーに劇的なトラウマを植えつけた上位クラスのクリーチャー。 通称「孕ませるマン」。 俺のようなホラーゲームを性的な目で見るプレイヤーの人気が、上位のクリーチャーでもある。 触手と女キャラの組みあわせは、てっぱんだし、おまけに触手の先端は男性器に似ているから。 女キャラが口に突っこまれるのを見れば、そりゃあ、想像が膨らむ。 ただ、幼虫が腹を切り裂いて跳びでてくるのには、さすがに目をすがめるし、萎えるどころか、縮こまってしまう。 ホラーゲームに耐性があっても、衝撃的出産シーンは生理的に受けつけないものを。 現実に孕ませるマンの巣に攫われたなら、生きた心地がしない。 身を震わせて、息を切らしながらも、辺りを見回す。 孕ませるマンがほかの人間に卵を植えつけているのなら、今が逃げるチャンス。 ゲームでは孵化するまでの猶予がり、その短い間に、対策用の薬を見つけて、卵を吐きすことで生き延びる。 同じようにゲームオーバーを免れたいところだが、そのときの舞台は研究室。 今いる、孕ませるマンの巣に薬がある可能性は低いし、もとより探す時間はなさそう。 となれば、卵を飲まされるまえに、巣を脱出すべき。 気だるい体をどうにか起こし、立ちあがろうとしたら、素の奥の暗がりから触手が。 「しまった!」と反射的に目と口を閉じ、奥歯を噛みしめる。 卵を飲ませようとする触手を、口に突っこませないために。 が、触手は俺の首に巻きついて、吊りあげることなく、両手を地面に縫いとめて押し倒し、太ももに巻きついてM字開脚。 「は!?」と瞼を跳ねあげれば、上に貼りつき俺をしげしげと眺めているような孕ませるマン。 肉がただれた顔のようなものは醜くおぞましく、表情はないようで、げへげへと鼻の下を伸ばす助平親父に見えるような。 世界的人気を誇る正当派ホラーゲームで、まさかのクリーチャーのえげつない強姦シーンに突入!? ていうか、この体勢で孕まされるということは尻から!? 女キャラならともかく、男、しかも凡庸な一般市民の俺が触手に犯されるなんて誰得だよ! 内心、ツッコミまくるも、もちろんだれも受け答えしてくれなく、先端が男性器のような触手が伸びてくるのを止められもせず。 ねっとりとした体液を滴らせながら、シャツをめくって、スウェットのズボンを下着ごとずらす。 胸の突起を二本の触手でいじって、下半身は三本が挟みこんで擦りあげてぬちょぬちょ。 卵を植えたいなら、とっとと尻に太い触手をぶっこめばいいものを、小癪にも愛撫のような真似を。 ゲームでは、孕ませるマンがでてくるステージは女キャラでしかプレイできず。 たとえ、男キャラ、ゴリ男がプレイできても、クリーチャーに疑似フェラをされるシーンなんて見たくないし、ましてや自分が、先端に男性器がついたような触手に体を撫でまわされるなんて、死んでも御免。 そのはずが「ふあ、ああん、だ、だめえ・・・!」と体をくねらせ、悩ましい声をあげてしまい。 俺は非童貞だし、それなりに異性との恋愛経験を積んできた。 が、体を触られて、恥ずかしげもなく、あんあん鳴きながら、だらしなく股を濡らしたのは初めて。 奇怪なクリーチャー相手に、まったく、どうかしている。 しかも愛撫するのは手でなく、男性器のような触手だというのに。 「はう、はあん、む、胸え、ああ、あん、なん、で、こんなあ、か、体、おかし、ひゃあう、あう、ああん!ら、らめえ、三つ、もお、ふあ、ば、ばかあ、早、しな、でえ・・・!」 お漏らしをしたのが、触手の体液に混じって、耳塞ぎたくなるようなねちっこい水音を。 男性器に似た先端が、ひたすら奉仕するのに、どんどん追いつめられていったものを「孕ませるマンにイかされたくない!」とどうにか踏んばる。 その抵抗に気づいたのか、触手がもう一本追加。 俺の先端と、触手の男性器のような先端をくっつけ、じゅぷじゅぷと押しこんでくる。 合わせて、胸の突起も、先端の窪みに挟むようにし、荒っぽく揺すって。 「ひいああ!らら、らめえ、さきっぽ、そんな、強、はひい、ひあ、あ、あ、あ、ああ、ああう、や、やらあ、ちんこ、に、体を、こんな、ひゃあん、あん、あん、あん、ああん、やあ、やめ、で、でちゃ、くう、ああああう!」
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