Meet Again~同衾

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 ついさっきまで、人買いや男たちに与えられていた刺激とは違う。  それよりも、もっと深い何か……。  それが何かはわからないけれど、そう感じた。  気がつけば、同性に組み敷かれるっていう不快感も消えていた。  自分から足を開き、ヘサームのたくましい腰に巻きつけた。 (それだけ、快楽を求める体が限界に近づいているっていうことなのか?)  ――それとも、ヘサームはこういうことに慣れているのだろうか。  だからオレは簡単に体を開くのだろうか。  それを考えた時、また嫌な気分になった。  だけど、『嫌な気分』の正体が何に対してなのかを考える余裕を、ヘサームは与えてくれない。  薄い唇がオレの口を貪りながら、胸の飾りにさえも刺激を与えてきた。  擦り、摘んで、こね回す。  それは人買いたちと同じような指の動き。  それなのに――。 「あ、は――」  これが気持ちいいなんて……オレ、どうしちゃったんだろう。
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