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しかし、既に夕方になっていることもあり、森の中は薄暗くなっていたと同時に、ひんやりとしていた。普段生活しているアスファルトとコンクリートで塗り固められた盆地の京都とは違い、心地よかった。
小道は若干の上り坂を進み、また少し降ると開けた場所に出た。森の近くには切り倒されたばかりの木もあるなど、手入れがされているのが見て取れた。
実際、生足ホットパンツに厚底サンダルを履いたギャルの大束咲来が、森を抜けたところにあった切り株に足を取られて転んだ。その切り株の断面は、まだ新しいものであった。
(続く)
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