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「結果は普通に果実酒作っちゃっただけになったのね…。ま、まぁこれは私が魔女だからであって、一般市場に流すことを考えると安全成分の媚薬とか誰かを貶める目的ではなく恋人同士のマンネリ防止のような形で売り出せるしいいんじゃないかしら?」
それは私なりの精一杯のフォローだった。
いや、普通に売れそうでもあるが。
「恋人同士………?」
だがどうやらエドには別の部分が気になったようで。
「そう、ですね…。えぇ、俺、これからも作り続けます!」
「えっ?!」
「だからルール、毎日飲んでください!」
「えぇえっ?!」
なんだかとんでもない約束を無理やりされてしまったような気がしなくもないのだが。
ま、まぁこの果実酒結構美味しいし、魔女に魔法薬は効かないし…
現実逃避としか思えない結論で自分を無理矢理納得させることにした。
その日から毎日エドに媚薬を飲まされることになるだなんて、その時のルールはまだ知らない。
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