🔮翌日の朝🔮

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魔術師 アデル・エネルフ 「ミーリィ…僕、決めたんだ。 命をかけても、君を守ると…」 アデルに柔らかく深く抱き返されて 自分の顔が熱くなるのを感じた…// あたし ジャミーラ・ミーリィ 「…あ、あでる…//」 自分から抱きしめると 特に、照れたりしないのに… こんなに…深く、温かく優しく抱き返されると どうしてか、身も心も熱くなってしまう…// 魔術師 アデル・エネルフ 「もう、同じ失敗はしない… 君だけは…僕の大切なヒトだから…//」 耳元で低く囁かれて、ドキッとした…// あたし ジャミーラ・ミーリィ 「ぁ、でるぅ…く、くるしい…っ//」 彼のたくましい腕に力強く抱きしめられて 胸がいっぱいになってしまう…// 魔術師 アデル・エネルフ 「あ…す、すまない… 力強く抱きしめないと、僕の腕をすりぬけて ヒラリヒラリと蝶のように どこかへ行ってしまうと考えると…つい…//」 彼の腕から、そっと解放される。 あたし ジャミーラ・ミーリィ 「アデル…大丈夫、あたしは あなたのそばからいなくなったりしないから…// それにね…妖魔の雌は 1度交わり、一生のパートナーとして 認めた雄のそばからは、離れたくないの… あ、あたしは…あなたに…その…//」 その時、洞窟の外から おぞましい、魔獣達の叫び声が反響してきて あたし達は戦闘態勢をとり周囲を警戒しつつ ゆっくりと慎重に息をころして、洞窟の外を覗く…
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