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おばあさん
「ほっほっほっ…わしゃ薬屋でねぇ…
いろんな薬を作ってるんじゃよ。」
へえ!
あたし
ジャミーラ・ミーリィ
「あ、あの…そしたら
媚薬とか、作れたりもします?」
あたしは背後を警戒するアデルを
チラッと見てから、おばあさんの耳元で小声で話す。
おばあさん
「おやおや…ほっほっほっ…もちろん、作れるよ…
もしかして…あの、エルフの魔術師と恋仲かね?」
小声で返事をされ…あたしは、頷く。
あたし
ジャミーラ・ミーリィ
「は、はい…まあ…//
あたしから誘惑しないと
なかなか、その気になってくれないので…
1度で良いから、彼から誘惑されてみたいなあ…
なんて、思ってるんです…//」
おばあさんは目を細めて微笑み、何度か頷く。
おばあさん
「そうかえ、そうかえ…
わしに任せんしゃい。」
それから、しばらくして大森林を抜け
街に戻ってきた、あたし達…
おばあさんの後に続くと
街の外れの薬屋さんにたどり着いた。
魔術師
アデル・エネルフ
「この薬屋は…こんなところにあったのか!
それでは、ギルドに回復薬を届けてくれてる
おばあさんって、もしかして…」
おばあさんは、柔らかく
可愛らしい笑みを向けてきて
あたしは連れて、微笑んでしまっていた…
おばあさん
「ああ、そりゃわしじゃよ…
ギルドの方々には、お世話になってるからねぇ。
まあ、少しだけ…待っていておくれ…」
あたし達は並んで薬屋の前で
おばあさんに言われたとおり、大人しく待つ。
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