19人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
ギルドマスター
「翌日、使い魔の
白カラスを飛ばして見張りさせて…
その、カラスを通じて2人が
黒き森方面に向かうのを目撃したんだよな。
それで…」
あたしは腕を組み、人差し指で
自分の下唇に触れる…
魔法使い
ウィザード
「それ以上は、言わないでください…
もう…思い出したくないんです。
レフィーナが、アエロエレと
交わった痕跡を見つけたなんて…
思い出すだけで、胸が引き裂かれそうで…
僕が悪いんだ、あの時
うたた寝さえしなければ…ッ」
魔法使いは、うつむいたまま
両手の拳を握ってる。
あたし
ジャミーラ・ミーリィ
「大悪魔に、好きな人取られちゃったんだぁ…?
ンフフ…あなたが男なら
あたしが癒してあげたいなぁ💜」
失恋中の男をハメるなんて
こんな経験、滅多に出来ないっ
んもぉ…我慢できないから…
まずはどっちなのか、確認しないと!
あたしは、その魔法使いの背中に
一瞬で這い寄り、耳たぶを甘噛みしてみた。
魔法使い
ウィザード
「ん…ッ//」
うんうん…まずまずの反応ね
首筋にも吸いついてみたいけど
ローブのエリが邪魔ね…
あたし
ジャミーラ・ミーリィ
「ギルドマスターさん
この、魔法使いさん…お借りしまぁす🎶」
ギルドマスター
「え…あ、ああ…構わないが…
この時間帯は夜盗が
出ることもあるから、気を付けてな。」
あたしは、頷いて魔法使いの
背中を押しながら、ギルドの外に連れ出した。
最初のコメントを投稿しよう!