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魔法使い
ウィザード
「お、おい…いったい、どこに…ッ
ほっといてくれよ!」
そうはいかないのよねぇ…
あたし
ジャミーラ・ミーリィ
「良いから、大人しくしなさい…
良いこと…シてあ・げ・る…💜」
魔法使いの耳元で囁く…
魔法使い
ウィザード
「ッ…//」
(内心:こ、これは…
フローラルムスクの香りか…?
レフィーナのフルーティーな
香りも悪くは無かったが…
こっちの方が…好きかもしれない//)
背中を押していたはずが
いつの間にか、隣に並んでる魔法使い…
あたしより、背が高いし
この体格…この魔法使い、雄だわ。
あたしの手を握ってきて
寄り添うように歩いてくれてる…!
あたし
ジャミーラ・ミーリィ
「今からぁ、大森林に行くの…
その脇道ってね…獣道なんだけどぉ
その先に、良いところがあるのよ。」
あたしは寄り添うように歩いてくれてる
魔法使いの匂いを嗅いでみる…
魔法使い
ウィザード
「…//」
くんくん…爽やかな森の香りがする
これは、若葉の匂いね…//
さっき、耳たぶ甘噛みした時、見たけど
耳が長くてとがってたから
人間ではない事ぐらい、分かる。
あたし
ジャミーラ・ミーリィ
「あなた、名前は何て言うの?」
あたし達は、街を出て湧き水の森を
まっすぐ通り抜け
その先にある大森林に入っていく。
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