3.きみの側で過ごしたい

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 このまま噛まれたいという自身の欲求が背筋を走り、じわじわと脳を侵食する。 “このまま彰の番になりたい――……”  だけど。もしこれから先の未来で彰を失ってしまったとしたら。  彰が、彰の運命の番と出会ったとしたら――……?  ゾッとした。  誰よりも望み、彰からも望まれているとわかっているのに。  ぢゅ、と首に吸い付かれ、ゆっくりと歯を立てられる気配を感じ――…… 「噛むな!!!」  気付けば怒鳴るようにそう叫んでいた。  俺の声にビクッとした彰は、そのまま何も言わずバックで強く何度も突く。  右腕で腰を掴み、揺するように荒く動かされパチパチと何度も目の奥に星が散り、その度に意識が何度もトんでは引き戻された。 “首……隠さなきゃ”  そう思うものの、いつもよりも激しい抽挿に俺は嬌声を零すしか出来なくて――  白濁しているはずの精液が、イきすぎて透明になるまで何度も繋がる。  いつもチョーカーの上から何度も何度も噛みつくくせに、俺が怒鳴ったからか首元に彰の吐息すら感じない。
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