未明にて

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 彼女から貰った言葉を今でも思い出す。余計に筆が進む気がした。 「ふふ……ははは!」  自然と笑いがこみ上げてくる。 「ざまあみろ」  賞を獲ったあの時の僕よ。僕はそれより前に進んだぞ。  お前には書けないだろう。彼女と共に過ごした、この未明の物語を。
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