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「ん、クリスタに名前を呼ばれるのは気分がいいな。それが甘く掠れた声なら尚更だ」
「ば、ばかぁ⋯っ」
くちゅくちゅと浅いところをしつこく舐められ、舌先に力を入れて内側を刺激される。
私のナカで蠢く彼の生暖かいその舌が、何度も何度も私に快感を植え付けて。
「指、挿れるぞ」
「ゆ⋯び?ひゃぁあ!」
つぷ、と彼の少し骨張った指が私のナカに挿れられた。
「ぁ⋯あ、んぅっ」
舌とは比べ物にならないその異物感に思わず体が強張った。
そんな私の気配を察したのか、テオドールがすぐ指を抜き私をぎゅっと抱きしめる。
彼の体に包まれ落ち着いた私の体から力が抜けると、少し控えめな動きでまた彼の片手が私の下半身に触れた。
ゆっくりと愛液を絡めた指が挿れられ、その刺激に息を呑む。
「⋯俺は今お前の表情が見えないから⋯、だから、痛かったり嫌だったら言ってくれ」
「ん、驚いた、だけ⋯っ、テオドールにされるのは嫌じゃ、ないわ」
嫌じゃない。
その言葉を聞いた彼は安堵したのか小さく息を吐き、そして指を先程より奥に挿入した。
「ひゃあ!?」
「奥まで解さないとだからな」
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